3年生
光を集める
毎日日当たり前のように見える太陽ですが、3年生の理科では、太陽の動きやその光の性質について、観察や実験を通して学んでいきます。
子どもたちはこれまでに、鏡で光を反射させることは経験しており、光が直進することもそのときの実験から学んでいます。この日は、そのことを踏まえ、鏡の枚数を増やして反射光を1か所に集めたとき、その部分の光の強さや温度がどうなるかを確認しようとしていました。
ほとんどの子どもたちが「鏡の枚数が増えると、光を集めた部分はより明るくなり、温度が高くなる」といった予想を立てており、そのことを実証することができました。しかし、たとえ数分であっても集めた光の位置がずれてくることから、太陽が刻々と動いていることも改めて実感していました。
遠足 はまぎんこども宇宙科学館
11/7(木)に学年全員そろって、「はまぎんこども宇宙科学館」に行ってきました。幸運に加えて、日々の体調管理,保護者のみなさまには頭が下がります。ありがとうございました。
プラネタリウムでは、ちょうど11/11(月)のテストにも関係するであろう太陽の話、そして「夏の大三角」やカシオペア座,オリオン座などの星座の話、北極星の見つけ方などをていねいに教えていただきました。
宇宙トレーニング室での科学体験なども3年生にはピッタリでしたので、とても楽しそうに過ごしていました。
また、どの子もお弁当が一番の楽しみであったようです。先週に引き続き、お弁当のご用意本当にありがとうございました。
「振り返り」の大切さ
3年生は今、体育の授業でポートボールをやっています。
バスケットボールでいうところの「バスケットゴール」を、「踏み台とその上に立ってボールを受ける児童」に替えてプレーするようなイメージです。
もちろん、小学校中学年の児童がする球技なので、ルールは正式なバスケットボールよりも非常にゆるやかで、場合によってはクラス内で話し合ってローカルルールを作りながら取り組むこともあります。
子どもたちはドッジボールをはじめ球技が大好きです。しかし、それゆえに勝負にこだわり遊びに流れるだけことで終わらないよう、目的や課題をもってプレーするよう指導しています。
プレー後の「振り返り」は、次のプレーをより意義あるものとするための足場となります。「○○の声かけが励みになった」「△△のプレーを見てコツがわかった」「自分は◇◇を忘れていた」など、子どもによって気づきは様々ですが、そのことで自覚したり互いに励まし合ったりしながら楽しみ、より質の高いプレーをすることにつながります。
柳川乳業の見学
2学期の社会科では,「工場ではたらく人と仕事」について学習してきました。教科書で学ぶ中,工場で働く人たちに直接聞かないと,または現地で見ないとどうしてもわからないような疑問がたくさん出てきました。
このたび、町内で長らく事業を営まれている柳川乳業さんが快く見学を受け入れてくださり,生産工程を実際に見せてもらうことができました。ベルトコンベアー上で賞味期限がプリントされるところや,12本の牛乳が機械でいっぺんにつかまれてケースに入れられていく様子に子どもの視線はくぎ付けでした。
また,子どもからの質問(とても多かったです)に社長の柳川さんは全て答えてくださり,生産量や加工費,紙パックはどこで作っているか,さらには売り上げ金額まで,たくさん教えていただけました。
はかりで重さをはかろう
3年生は現在、算数で重さについて学習しています。
手で持ったり天秤を使ったりして物の重さ比べをする中で、「○○の△△個分の重さ」といった重さの基準が必要だという考えに至り、「g(グラム)」という単位が登場します。
のちに実物の重さとして1円玉1枚の重さが1g(1グラム)であることを知り、重さの単位と量感とがつながり始めます。
今日の授業では、グループごとに台ばかりを使って、身の回りの物の重さを量っていました。
(1)「本3冊ではどうかな?」
(2)「図鑑は1キロを超えたよ」
(3)「僕の水筒は1リットル入るから1キロを超えたんだ」
(4)「ボールはうまく量れないな」
など、様々な気づきが出てきました。
このような活動をたくさん経験することにより、物の量感と算数・数学が実感を伴って結びついてきます。(1)からは本ごとの重さ(冊数)と重さのたし算(かけ算)の関係、(2)からは本の重さと本の大きさ(厚み・体積)の関係、(3)からは水の重さと水筒の容積の関係、(4)からはボールに台座を合わせた重さと重さのたし算の関係を学ぶことに発展していくことが考えられます。
ご家庭でも、ものづくりや料理、部屋の整頓などを通じて、物の長さを測ったり、物の重さを量ったりすることに意識を向けさせることにより、このような感覚を養うことにつながると思います。幼いうちに豊かな経験を積ませておきたいですね。