令和7年4月7日(月)、新しく着任した3名の先生方を迎えて令和7年度がスタートしました。
これまでは晴れていれば運動場で着任式・始業式を行っており雨が降ったときにはオンラインにすることになっていました。しかし今年度は“天候に左右されない計画を立てよう”ということで天候に関わらずオンラインの式に変更をしました。学級担任の先生の名前はクラス分けの貼り出し名簿に予め記載しておき、児童が登校したときに担任の先生が教室で出迎えるスタイルにしました。昨年度と方法を変えたことで混乱しないか心配でしたが、すんなりとオンライン始業式を始めることができました。教室から元気な声が聞こえてきて活力に満ちた一年の幕開けを感じました。
校長からは新しいクラスをみんなの力で素敵な一年にしてほしい、とお話しました。
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さあ、令和7年度が始まります。みんなどんな気持ちで今日を迎えましたか?今年から毎年クラス替えをすることにしました。仲のよかったお友達と離れてしまった人、ほんとはあの先生がよかったのにな…って思っている人、いろいろな気持ちがありますよね。いろいろな気持ちがあるだろうけれど、周りを見てください。担任の先生を見てください。このクラスメートと、先生と、一年間を過ごします。どんな一年にするかは皆さんしだいです。先生たちは4月1日から君たちと出会うために一生懸命準備をしてきました。わくわくどきどきしながら、どの先生も、教室を整え時間割やお便りを作り、これから何を話そうか準備をしていました。この先生と、このクラスメートと素敵な一年にしてください。
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10時30分からは入学式です。渡邉恒文副町長をはじめ、多くの来賓の方、保護者の方にご臨席賜り45名の新入生を迎えました。入学式では次のようなお話をしました。
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1年生のみなさん、ようこそ山西小学校へ。学校の校門から上がってくる坂道を「学校坂道」と呼んでいます。ちょっときつい坂だけれど、春には桜、秋には栗やぎんなん、季節ごとにすてきなけしきをみせてくれる山西小学校じまんの坂です。今年は満開の桜が皆さんをお出迎えしてくれました。桜の花と一緒に先生たちもみんな、君たちが山西小学校に来るのをとても楽しみにしていました。
幼稚園や保育園と違うところが、登校班で学校にくることです。学校坂道も登校班のみんなで登ります。明日から近所のお兄さん、お姉さんと一緒に学校に来ますね。みなさんのおうちは遠いですか?近いですか?歩いてくるのは大変だし、お兄さん、お姉さんの歩くスピードが速いかもしれません。困ったときには「ちょっと待って」とか「もっとゆっくり歩いて」ってお願いをしましょう。困ったときに自分で「困っているよ」「助けて」と言えるのはとても大事です。困ったことがあったときにはすぐに先生たちにもお話をしてください。
登校班の人たち、新しいクラスのお友達、新しい先生、たくさんの出会いがありますね。
困ったことがあったら「困った」、嬉しいときには「嬉しい」、楽しいときには「楽しい」、朝、会ったときには「おはようございます」、優しくしてもらったら「ありがとう」、お友達とけんかしちゃっときに自分にも悪いところがあったなぁと思ったら「ごめんなさい」 思ったことはどんどん声に出して相手に伝えていきましょう。そうしたらどんどん仲良しが増えていきますよ。
保護者の皆様、本日はお子様の小学校入学、誠におめでとうございます。これから6年間、皆様の大切なお子様をお預かりいたします。二宮町では「認め合い高め合う二宮の子」という目標を掲げ小中一貫教育を進めております。今、子どもたちに「思いは声に出そう」という話をしました。これは保護者の皆様にもお願いしたいことです。「学校でこんなことがあった」「あんなことがあった」という話を聞いたときに疑問に思ったり、ご不快になったりすることがあるかと思います。そんなときにはそのままにするのではなく、遠慮せず学校まで確認・ご相談ください。思いを声にする、相手に届ける、そんな大人たちの姿勢がコミュニケーションの礎となり「認め合い、高め合う」子どもたちを育てる基盤になっていくと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
本日はご多忙な中、ご来賓はじめ多数の皆様にご臨席賜りました。誠にありがとうございます。この未来を担う45名の新入生のため、本校の教育活動に対するご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
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いよいよ令和7年度の幕が開けました。子どもたちが健やかに成長できる場でありたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。