ようこそ 山西小学校へ!
1年生の学校生活も半年あまりが過ぎ、校舎内のこと、友達とのかかわり方、勉強の仕方など、自分たちなりに分かるようになってきました。
一方、小学校入学を控えている幼稚園・保育園の年長級の子どもたちは、そろそろ就学時健康診断を控えていて、初めて山西小学校に足を踏み入れるという時期です。小学校に対して期待と不安が入り混じった心境で過ごしているのではないかと想像しています。
そんな園児さんたちのために、1年生は交流会を計画しました。2年生に案内してもらった1学期の学校探検など、これまでの経験も生かしながら、「どうしたら安心して歩けるかな?」「どのように話しかけたら分かりやすいかな?」「ランドセルを背負わせてあげたらどう思うかな?」「勉強のことを紹介するにはどうしたらよいかな?」など、いろいろなことを考え、交流会当日までシミュレーションしてきました。
交流会当日は、園児さんたちが1年生として入学したときに最上級生となる、現在の5年生が体育館でお出迎え。手をつないで誘導してくれました。「来年、待ってるよ~!」と言い残して退散し、あとは1年生にバトンタッチです。
司会役や模範演技役の1年生は、手順を「忘れない」「間違えない」ことを念頭に、もちろん「分かりやすく」を心がけてがんばっていました。
学校探検がスタートすると、はぐれないように、そして安心して歩けるように手をつないでいました。階段に差しかかると、「気を付けて上がってね」と声をかける姿もありました。
教室では、ランドセルを背負わせてあげたり、席に着かせて教科書を見せてあげたりと、日頃の小学校生活を少しでも伝えようとしていました。
体育館では、「ハンカチ落とし」や「貨物列車」をして遊んでいました。ルールを分かりやすく伝えることも大切ですが、やはり楽しく遊べることが第一です。園児さんたちはもちろん楽しんでいましたが、それ以上に1年生自身がとても楽しんでいました。
別れ際には、1年生が組んだアーチを園児さんたちがくぐり、玄関前で「バイバ~イ!」と手を振り合っていました。寂しさを感じる場面でしたが、この交流会を通じて、1年生は自分たちのことをちょっとだけ「お兄さん・お姉さん」としての成長を感じられたようです。