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上級生の姿から学ぶ

本校は日頃の授業実践を通じ、「一人も取り残されない、受容的な学級集団・学習集団」の基盤づくりを始めて4年目となります。6年生はその積み重ねがいちばん大きく、毎日・すべての時間とはいかないまでも、主体的に学習に取り組み、建設的な対話ができる集団に育ってきています。

この日、6年生は社会科で歴史を学んでいました。そんな姿を5年生が教室で目の当たりにしていました。

普段、他学年の授業を見る機会といえば、せいぜい学校行事や体育などの授業で場を共有するくらいですが、子どもたちにとって、それは視点を持って意識的に観るというよりは「見える」「見て楽しむ」方が自然かもしれません。しかし、この日は明らかに「見学」すなわち「見て学ぶ」ために来ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業時間の半分ほど見学した後、自分たちの教室に戻り、担任の先生からの「どうでしたか?」の投げかけから振り返りが始まりました。

初めのうちは6年生の「教室環境」「授業態度」の類の発言がされていましたが、次第に「発言の仕方」「発言の聞き方」「調べたとのまとめ方」「板書の特徴」など、6年生の学習スタイルへと本質的なところに意識が向いていきました。

 

 

 

 

 

 

授業の最後に、半年後の進級を待たずに「今からできること・していきたいこと」を個人のまとめとしてノートに書いていました。