4年生
盲導犬ユーザーとの再会
先週、盲導犬ユーザーの板嶌さんが来てくださいました。1学期にも来てくださったのですが、その後、子どもたちがもっと質問したいということもあり、今回の機会が実現しました。今回は、視覚障がい者でもそれぞれに見え方が違うことを分かりやすく説明してくださいました。
最後に、「みなさんの優しさが、私たちの安心できる生活を作る一番の解決方法です」とのお話がありました。「どんなことができるか考えてみてくれるとうれしいです」とのお言葉をいただきましたので、残りの総合の時間で考えていきたいと思います。
伝統芸能を体験しました
11月28日(木)秋晴れの気持ちの良い午後、山西小学校の体育館に和太鼓の勇壮な音が響き渡りました。
二宮町の釜野太鼓連の方が9名もいらしてくださり、地域の伝統芸能であるお囃子体験の特別授業をしてくださいました。
練習・体験の時間もたっぷりとってくださり、太鼓に直に触ることができました。子どもたちはテンテンと教えられた拍子を口ずさみ親しんでいました。意外と音が出ないことなども学びました。
お祭りだけでなく箱根駅伝の応援などもしていることを知りました。それぞれの地区にお囃子があることも教えていただき、自分の地区に改めて愛着を感じたことと思います。
一本締めは、タタタン・タタタン・タタタン・タンと拍子木を打ちますが、最後のタンに大事な意味があり、タタタン×3で九回打ち、最後の一回が加わることで丸になり【会が丸く納まる】という意味があるそうです。
普段から太鼓連に参加している児童は大太鼓や最後の模範演奏にも参加しました。笛や鉦が入り大変心躍る演奏でした。
最後はみんなの三本締めで締めました。地域とのつながりを強く感じた2時間でした。
釜野太鼓連のみなさん、ありがとうございました。
車いす体験
4年生はこの1年間、総合的な学習の時間で福祉をテーマに取り組んでいます。この日は、二宮町社会福祉協議会を通じてボランティアの方々にお越しいただき、「車いす体験」をすることができました。
世の中には、病気やけがなど様々な事情により、歩くことに障害がある人が少なからずいます。そのような人たちにとって、車いすは便利な移動手段です。
4年生にとって、自ら「車いすの補助をしたことがある」「車いすに乗って使用したことがある」子はほとんどいません。そのような中、直線だけでなくカーブも含めて自在に操作することは簡単ではないようでした。また、段差のあるところを乗り越える際、補助する側はキャスターから後輪へと乗り上げるまでが重く、乗っている側はこわいと感じる場面もありました。
その後、車いすで自走してみました。ハンドリムを握り、両手で同じように力を入れて直進したり、左右でバランスを変えて曲がったりと、楽しみながら操作していました。
授業の最後に、ボランティアの中で車いすを利用している方からお話をいただきました。「車いすを利用している人にもっと声をかけてほしい」「エレベーター乗降で方向転換したりボタンを押したりする際の配慮があるとうれしい」「障害があっても、がんばれば陸上競技でも成果を上げられる」など、実感のこもる貴重なお話でした。
4年生 宮ヶ瀬ダムと伊勢原子ども科学館
10月9日(水)、4年生が校外学習に出かけました。
いつもより早く登校して8時15分には山西小学校を出発。渋滞もなく宮ヶ瀬ダムに到着しました。「水とエネルギー館」で堀江館長からレクチャーを受けました。宮ヶ瀬ダムはコンクリートの使用量で日本一だそうです。ダムには洪水を防いだり、水道用水の確保をしたり、発電をしたりといくつもの目的があることを学びました。
あいにくの雨模様でしたが観光放水のときには雨が上がり、放水の勢いを肌で感じることができました。
展望ルームでお弁当を食べ伊勢原子ども科学館へ移動しました。
子ども科学館ではプラネタリウムの4年生向け特別プログラムを鑑賞し展示室を体験しました。時間があっという間にすぎてしまい物足りない様子でした。
予定通り科学館を出発し帰路につきました。雨に濡れてしまった身体が少し心配でしたが体調不良を訴える児童もおらずホッとしています。
二宮演奏家協会によるミニコンサート
今日の音楽はいつも違って、学年合同で多目的室で行いました。
二宮演奏家協会の皆さんが来校してくださり「ミニコンサート」を開催してくださいました。
演目は、教科書の内容に沿ったものです。本物の音楽に触れることができ、子供たちの身体も自然にリズムをとったり、指揮をしてみたり。ゆったりと音楽に浸ることができました。自分たちの住んでいる二宮町にこんな素敵な演奏家の皆様がいらっしゃることにもびっくりです。素敵な〔本物〕の時間をありがとうございました。
左から
髙寺真美さん(ピアニスト)
柴田知明さん(打楽器奏者)
桑田葉子さん(ソプラノ歌手・演奏家協会会長)
井上千佳子さん(ソプラノ歌手)
井口雅子さん(アルト歌手)
大野光彦さん(テノール歌手・演奏家協会アドバイザー)の6名です。
『ラデツキー行進曲』にて演奏者が入場したあと『牧場の朝』と、お隣りの国府津にゆかりのある『みかんの花咲く丘』をご披露くださいました。
次にピアノで『トルコ行進曲』です。よく知っているメロディーに子どもたちの身体が思わず反応していました。
打楽器紹介と打楽器による即興演奏は、珍しい楽器の数々にみんなの目と耳と心が釘付けになりました。
テノール独唱で『オー・ソレ・ミオ』。イタリア語の歌詞と多目的室中に響き渡る歌声に本格的な“声楽”を感じることができました。
『サウンドオブミュージック』から『ひとりぼっちの羊飼い』『エーデルワイス』を。エーデルワイスでは本校の音楽担当教員もバイオリンで参加しました。
『ドレミの歌』は子どもたちも一緒に♪
最後に『すべての山に登れ』 映画を一本観たような充実した時間でした。
4年生から『虹』をプレゼント。みんなで一緒に歌いました。
「音楽」という文化に触れることができ、とても豊かな時間になりました。教科書に沿った特別プログラム、ご準備も大変だったことと思います。本当にありがとうございました。
手話サークルの方々との出会い
6月28日(金)に手話サークル・うさぎの会の方が来てくださいました。
前半は、生活で工夫していること、困ったことなどを教えてくださいました。後半は、グループに分かれていろいろな手話を教えてくださいました。子どもたちは覚えが早く、短い時間でいろいろな手話を覚えていました。
耳が不自由な方々のお話の中で、おひとりの方が、お隣の家が火事だったときに、1人で在宅していたため、全く気付かず、あと少し遅かったらどうなっていたかと考えるだけでも怖かったという経験があったそうです。
「耳が聞こえないため、家にいると外の放送や異変に気付かないため、近所にそういう方がいたら、ためらわずに声をかけに行ってください」とお話がありました。また、「近くにそういう方がいらっしゃらないか、まず知ってくださいね」とおっしゃっていました。
盲導犬ユーザーとの出会い
4年生は総合的な学習の時間で「福祉」をテーマに学習しています。
この日は、町内にお住いで盲導犬ユーザーの板嶌さんと盲導犬のテスをお招きし、日常生活についてのお話と盲導犬誘導体験の機会をいただきました。
板嶌さんが日常生活を送るうえで、スマートフォンやスマートウォッチなどのICT機器は非常にありがたいもので、文字盤がよく見えなくても音声出力で時間やメッセージを知ることができ、音声入力によってメッセージを送ることもできます。
板嶌さんは子どものころから物が見えなかったのではなく、社会人になってしばらくしてから見えなくなり始めたそうです。また、完全に見えないわけでもなく、わずかに感じる光や気配を頼りにしているとのことでした。
チャレンジ精神旺盛な板嶌さんは、協力してくれる多くのご友人の方々の力をお借りする中、ボルダリング、ヨット、ウィンドサーフィン、ゴルフ、サーフィン、スキーなど、いろいろなスポーツを経験されており、その姿を画像や動画で拝見してとても驚きました。
(ヨットはナビゲーション機器の力を借りて、一人で操縦していました。)
板嶌さんの日常生活に常に寄り添っている盲導犬のテスは、歩行の誘導だけでなく、椅子の座面の位置がわかるよう示してくれていました。また、希望する子どもたちを相手にふれあってもおとなしく受け入れてくれました。
最後に、町で視覚障がいの方に出会ったときのサポートの仕方について教わりました。気さくに声をかけ、サポートを求められた際に肩を貸してあげることも一つの方法であることを知りました。
見えないことは不自由でも、協力してくれる人やICT機器の力を借りて様々なことができると分かったこと、盲導犬の姿とささやかなサポート方法を知ることができたこと、このような素敵なことを教えてくださる方に出会えたことは、子どもたちにとって非常に貴重な機会となりました。
板嶌さん、二宮町社会福祉協議会の佐藤さん、ありがとうございました。
平行四辺形の特徴を見つけよう
「しかく」から「四角形」へ、さらにその範疇の特殊な四角形へ…。
○幼い頃...
ものの形を識別する名前をおおまかに「まる」「さんかく」「しかく」などと言っていた時代があったかと思います。
○小学校2年生...
誰もが同じ言葉を使って同じように認識できるよう定義づけ(図形をかたちづくる際のきまり)を学び、「直線で囲まれた形」としての「三角形」「四角形」が登場します。
そのうちの「四角形」に、「かどがみな直角」という条件を加えると「長方形」が登場し、さらに「辺の長さがみな同じ」という条件を加えると「正方形」が登場します。
○小学校3年生...
「三角形」についても同様に、どんどん条件を加えると、「直角三角形」や「正三角形」「二等辺三角形」など、特殊な三角形がどんどん登場します。
○小学校4年生...
「かど」から「角の大きさ(角度)」へと見方が広がり、三角定規をあてるだけの状況から分度器を使って実測することができるようになります。また、「辺の長さ」という個別の事象に注目していたものが、辺の並び方に着目して「平行」「垂直」という関係性へと見方が広がります。
さて、この日の授業は「平行四辺形の特徴を見つける」ことが目標でした。前日までの授業で、台形と平行四辺形の定義づけを学び、辺の並び方については知っている状態で臨みました。
3,4人の小グループで、図形の描かれたワークシートを真ん中に置いて囲み、何を調べようかと相談しながら、それぞれ辺の長さや角の大きさを調べたり、ちょっと離れて眺め、辺の並び方について考えたりする班もありました。
発表の場面では、個々に調べたことは正しく、ほとんどすべての班で共通していましたが、「向かい合っている」もの同士がどうなっているのかに意識が及ぶまであと一歩でした。今後、このように学んだ知識を組み合わせてわかることを考える経験を積み重ねていけば、より深い学びとなります。
図形をかたちづくる一つ一つの部分の個数や大きさ、長さを計測することは、これから学ぶ図形が複雑になっても大切な視点として、またものづくりや整理整頓など生活経験においても大切なスキルとして、算数の授業をきっかけに様々な機会をとらえて熟練させていきたいものです。
3・4年生 フラッグ練習
3・4年生は、昨年度から運動会でフラッグによる表現種目に合同で取り組んでいます。
今年度も担任の先生の創作による振り付けで取組が始まりました。
合同練習に向けて、担当の先生方は放課後の教室で試行錯誤しながら一連の流れをつくり、基本動作を動画として撮影したのでした。折に触れて教室でも確認できるようになっています。
半年越しのタマネギ収穫
4年生は昨年度、3年生のときの12月8日にタマネギの苗を畑に植えました。町役場の産業振興課の職員の皆さんと近隣の農家の方々のお世話になり、一人あたり9本ずつの苗を植えたのでした。
GW明けの5月7日がちょうど半年、収穫時だと教わっていましたが、天気予報が雨天となっていたため、急遽、連休半ばの5月2日に収穫することにしました。
タマネギの株は、長く伸びた葉が倒れており、球の部分も大きく成長していて地上に露出していました。
収穫した株を一時的に箱に収めてから乾燥作業に移ろうと考えていましたが、納める箱が足りなくなり、近くに置いてあったバケツをあわてて利用したほどたくさん獲れました。
有志の教職員の方々のお力を借りて、株をいくつかまとめてひもでくくった後、葉の部分を鎌で刈り取り、横に渡した角材に掛けてつるして干しています。その日の帰り際、子どもたちが干場に寄ってみると、あまりの大量さとにおいの強烈さに驚いていました。