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6年生

全国学力・学習状況調査

4月18日(木)、日本全国の小学校6年生と中学校3年生は、国語と算数(中学生は数学)の学力に関する調査を行いました。

覚えたことを知識としてアウトプットするだけでなく、問題の場面から解答の方針をなんとか編み出し、その方針でうまく解けそうかどうかを判断し、解答までの道筋をうまく表現することが求められています。

そうなると、まず問題文を読みこなすのがひと苦労です。そして解答へのイメージをぼんやりと考えるのが次のヤマです。最終的なヤマ場は解答を書くのにそれなりの文量となることです。

子どもたちは2教科ともに必死になって取り組んでいました。問題文をうまく解釈できなかった子、時間が足りなかった子、上手く解答を書けなかった子などさまざまですが、困難なことに対峙する態度もこれから生きていくうえで大切な力です。

 

 

 

 

 

 

翌週22日(月)は学習状況についてのアンケートが残っていますが、まずは今日のテスト、お疲れさまでした。

自分たちで授業をつくる

社会科で、教科書中の題材から読み取れることや考えられることを、黒板でWeb状に「見える化」しています。このような活動をしていくことによって学びが広がり、深まっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6年生は2年生の頃からこのような学び合いを段階的に積み重ねて経験してきており、子どもたちの司会によって「教材から読み取る」「読み取ったこと・理解したことを発表し合って共有する」「場合によっては質問や反対意見、感想などをはさむ」などの過程を自分たちだけで進めることもできるようになってきています。

こうなると、先生は「冒頭の課題提示」「子どもたちの学習展開中の見守り」をするのが役割となります。もちろん、見守る中で「軌道修正」や「よい発言や行為の価値づけ」「最終的なまとめ」などは適宜行っていきます。

詩の多様な解釈は楽しいですね

 

国語で高階杞一さん作の「準備」という詩を扱っています。

「誰に向かって、何を呼びかけているのかを考えながら音読する」のが目標です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友達の発言に触発されて新たな発想が出てくる子、周りの友達といろいろ話し合って考えを深める子、自分にない考え方を聞いて「あ~」「なるほどね」と受け止める子など、対話しながら深まる、見ていても楽しい授業風景でした。

証書授与を練習しました

3月19日(火)の卒業式当日までいよいよ8日(登校日としては6日)となりました。これまで5年生も6年生も歌の練習を何度も行いましたが、今日は、6年生が式場で校長から卒業証書を受け取る所作を練習しました。

 

 

 

 

 

 

移動や待機、返事のタイミング、証書授与台の上での動作、着席してからの所作など、一つひとつのポイントについて、「人の振り見て我が振り直せ」のことわざにもあるように、何十人もの友達の動作のサンプルを2回ずつ見て学びました。1回目の練習で動作を直すために呼び止められた子も、2回目の練習ではきちんと修正ができていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卒業式では、卒業生の「入場」から「退場」まで、いくつもの見せ場がありますが、6年間の小学校課程を修了した証としての証書を受け取る「卒業証書授与」は、そのうちの一つです。

 

 

 

 

 

 

卒業式は学校で行われる儀式的行事のうちの一つです。私は、儀式といえば「型」だと考えています。「通過儀礼」という言葉があるように、この型を通過することにより、今の自分にけじめをつけ、次の未来に進むための覚悟を決めるためのきっかけの一つになっていると思います。覚悟というのは少々強い言い方かもしれませんが、勇気やモチベーションと言い換えてもよいかもしれません。6年生はそんな覚悟について、漠然としながらも日々、少しずつ考えているのではないかと思います。5年生も、6年生のそんな姿を目の当たりにして、最高学年への自覚を少しずつ高めているところです。

水墨画にて

1月31日に高橋繁実先生を特別講師としてお招きし「水墨画」の授業を行いました。

これまで絵画については絵の具を用いた絵画の経験はありましたが、水墨画はほとんど経験がありません。丁寧に教えてもらいました。


水墨画は「色彩を用いず、墨一色で描いた絵画」です。

墨一色なので絵の具以上に濃淡の調整が重要です。

授業のはじめに「技法」を教わりました。


【濃淡の調節】

淡い色から少しずつ濃くして線を描く練習をしました。

少しずつ墨を加えていくのがポイントです。


【にじみ】

半紙を水で濡らしてからそこに墨をつけると意図的に「にじみ」を表現できます。

亀の甲羅を表現しました。

 

【かすれ】

筆の水分を絞り、筆の毛先を扇状にひろげ、先端だけ墨をつけて描きました。

動物の毛などを表現しました。


以上の技法に「線描き」を加えて、それぞれが持ち寄った題材を描きました。

あらためて、社会の歴史で習った雪舟の水墨画「四季山水図屏風」を見ると、その技能の高さが実感できるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

←↑ 子どもたちの作品

 

卒業までのカウントダウン

6年生の3学期ともなると、各教科で新しく学習する内容が目に見えて少なくなってきます。それは、同時に小学生として登校する日数も目に見えて少なくなっていくことを意味しています。

現在、6年生の教室の廊下には、卒業までの残り日数をカウントダウンするする中で、周囲の人たちへの感謝や残された日々の過ごし方など、子どもたちなりの思いが込められた掲示が日々増えていっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【土日祝日込みのバージョン】 【登校する日だけのバージョン】

教科書で学ぶこと、小学生としての残り日数はだんだん少なくなりますが、3月19日(火)の卒業式が最後の学び(授業)です。それまでの一日一日を大切に過ごしていってほしいものです。

地層の観察

6年生は理科の授業で、大地のつくりがどのようになっているのかを学習しています。

実際に地面の下がどうなっているのかを知るため、学校の近くにある道路際の地層を観察に行きました。

 

関係資料を見てみると、吾妻山にある吾妻神社の境内のがけでは地層が観察でき、約7万年前の箱根火山の噴火によって噴出したものが含まれているとのことです。

今回観察する地層が歴史的にどのような経緯を経たものなのか、正確なことは分かりませんが、れき・砂・泥、火山灰などが積み重なっている様子を間近に見られるのは貴重なことです。また、貝の化石が含まれていれば、そこが海だった可能性があることも分かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現地では、まず遠巻きに地層の全体像を眺め、地層が縞状になっていることを確かめました。近づいてみると、地層の各層で色や粒の大きさが異なることも分かりました。最後に、実際に地層に触れてみてそのことを実感しました。中には、貝の化石を見つけて歓声が上がる場面もありました。

国会議事堂・国立科学博物館に行ってきました!!

小学校最後の校外学習に行ってきました。

社会の授業でも勉強した国会議事堂を肌で体感してきました。

昼食は上野公園で、和気あいあいと過ごすことができ、子どもたちはとても楽しそうでした。

国立科学博物館は、日本館と地球館に分かれていて、1時間ではまわりきれないほど、充実した時間になりました。

 

 

キャリア教育

美容師さんのお話

サービス業の「やりがい」や「つらさ」について順位づけをして、比べながら話していただきました。美容師さんは「国家資格」が必要だと初めて知った人や「美容師として一番大切にしている」ことなど様々な角度からのお話を聞くことができました。

 

助産師さんのお話

お母さんや赤ちゃんの双方が命がけで生まれてきたということを、出産の過程を丁寧に伝えていただいたことで、「ぼくたち・わたしたち」は命がけで誕生したことを再認識しました。途中、「赤ちゃんの重さ」を人形を通して体感することができました。忙しい現代社会で今一度、「命」というものを考える貴重な時間でした。

 

ユーチューバーさんのお話

近年なりたい職業ランキングで上位を占めているユーチューバーと言われています。子どもたちも興味がある子が多数いました。「アンチコメント」の対応の仕方やユーチューバーを職業にすることの難しさを実体験をもとにお話をしていただきました。誹謗中傷のない世界にしていかないといけないと一人ひとりがよく考える時間になりました。

 

警察官のお仕事のお話

普段身につけているものを一つひとつ、どんなときに使うものなのか、どのように使うのかを子どもたちは興味津々な様子で聞いていました。また、トランシーバーを実際に使ったり、ベストを着させてもらうなど体験を通して、身近に安心できる存在の人がいることを肌で感じることができました。

 

 

家庭科 ナップサックづくり

 

ミシンを使った裁縫実習です。

5年生のときにはエプロンを作りました。布のふちを折り返して縫ったり、ひもを通す部分を縫ったりするなど、そのときの経験を存分に生かして頑張りました。

 

 

 

 

 

 

日頃から学び合いの学習スタイルが身についているので、ちょっとしたことは自分たちで解決することができます。また、裁縫のポイントとなる作業の動画を繰り返し見ながら、納得して作業に向かう姿も見受けられました。

 

 

 

 

 

 

しかし、慣れない作業にはアクシデントがつきものです。担任の先生は実習の概要やミシンの基本動作を指導しますが、いざ実習に入ると、「先生!先生!」と子どもたちからヘルプのかけ声が連発します。今年も保護者や地域の方々にお越しいただき、手順が分かりにくいところを教えていただいたり、糸がらみに対応していただいたりして、大きくつまずくことなく実習を進めることができました。ありがとうございました。