2024年2月の記事一覧
水墨画にて
1月31日に高橋繁実先生を特別講師としてお招きし「水墨画」の授業を行いました。
これまで絵画については絵の具を用いた絵画の経験はありましたが、水墨画はほとんど経験がありません。丁寧に教えてもらいました。
水墨画は「色彩を用いず、墨一色で描いた絵画」です。
墨一色なので絵の具以上に濃淡の調整が重要です。
授業のはじめに「技法」を教わりました。
【濃淡の調節】
淡い色から少しずつ濃くして線を描く練習をしました。
少しずつ墨を加えていくのがポイントです。
【にじみ】
半紙を水で濡らしてからそこに墨をつけると意図的に「にじみ」を表現できます。
亀の甲羅を表現しました。
【かすれ】
筆の水分を絞り、筆の毛先を扇状にひろげ、先端だけ墨をつけて描きました。
動物の毛などを表現しました。
以上の技法に「線描き」を加えて、それぞれが持ち寄った題材を描きました。
あらためて、社会の歴史で習った雪舟の水墨画「四季山水図屏風」を見ると、その技能の高さが実感できるのではないでしょうか。
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