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農業体験

昨年度に引き続き、この時期に農業体験として、ミカンの収穫、原木シイタケの見学、タマネギの定植をする機会をいただきました。これは二宮町産業振興課と地域の農家の方々のご厚意により実現している事業です。当日は産業振興課と農家の方々のほか、村田町長と和田教育長も駆けつけてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめにタマネギの歴史や株のつくりについてお話をいただきました。本格的に食用として栽培されるようになったのは明治時代に海外より伝わってからとのことでした。同じネギでも長ネギは奈良時代に伝わってきたのが起源とのことでした。また、私たちが日頃食べているタマネギは根菜類だと考えてしまいがちですが、実は葉の部分が膨らんだものを食べているとのこと、子どもたちも意外だという反応でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体験の前半はクラス別に行われました。原木シイタケを栽培している農家さんでは、ハウスの中で実際に育っているシイタケの様子を目の当たりにしました。原木の種類や状態によってシイタケの育ちが異なること、シイタケから養分を吸収される原木は、次第に柔らかくなっていき、最後に朽ちて土にかえることなど、子どもたちは実際に原木の感触を確かめていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミカンの収穫体験では、まず収穫のしかたを教わりました。「二度切り」といって、はじめに実から少しだけ離れた部分にはさみを入れて枝から切り離し、さらに実と茎の付け根にはさみを入れます。こうすることにより、枝から簡単に切り離すことができるとともに、実を傷つけずに収穫し続けることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おいしそうなミカンを選んで収穫するのは子どもたちにとって悩ましくもあり、楽しいひとときでもありました。畑が高台にあり、この日は快晴であったため、富士山や箱根の山々がきれいに見えました。

 

 

 

 

 

 

最後に学校で借りている畑に戻り、タマネギの苗を植える体験をしました。この時期に植えるタマネギは半年かけて育ち、5月ごろに収穫の時期を迎えるとのことです。冬の霜が張る時期を経ることから、棒を使って土に5cm程度の穴をあけて苗を差し込んだ後、土を足してしっかり押さえつけることが大切とのことでした。一人10本くらいは植えていました。これから雑草を抜いたり春先に肥料をやったりと手間はかかりますが、おいしいタマネギに育てるため、子どもたちはきっとがんばることでしょう。