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漢字の学び合い

書写の時間、教室では、子どもたち一人一人がノートや漢字スキルを使って、自分の机で集中して学習していました。

その中で何箇所か、2~3人のグループになっているところがありました。気になって1箇所のぞいてみたら、課題を早く終えた子たちが、これまでに学習した漢字を使って短い文を書いていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題を考えて口頭で出題する子、それを聞いてノートに解答を書く子。出題するためには、これまでに学習した漢字のつくりと読み方を正しく身につけたうえで問題文を考えなければならず、簡単なことではありません。解答するのも、オリジナルの出題に少し緊張感があります。

漢字の学習には、漢字そのものにスポットを当てて1文字ずつ書き取りすることもあれば、単語・熟語として練習することもあります。教科書や漢字スキルなど、お手本を見ながらやることが多いですが、字の形・つくりに集中するためには必要な学習方法です。書写の授業では、まさに必須となります。

しかし、自分の思うように書いたり話したりするためには、単語や熟語をたくさん知っているだけではうまく表現することができません。また、文字や単語の書き取り練習は、場合によっては単調で機械的な作業になってしまうおそれもあります。

今日、グループ学習していた子どもたちの方法は、「書写の学習」を超えて、表現として「使える」漢字の学習でした。とても楽しそうにやっていました。