2024年5月の記事一覧
バケツ稲
5年生はこの1年間、「食」をテーマに総合的な学習を展開していきます。
日本人の食生活を代表するものといえば「ごはん」、すなわち、お米です。また、5年生の社会科で農業について学習する中、稲作についても学んでいきます。その流れから、「バケツ稲」で稲作の体験をすることになりました。
5月の中頃に苗床となる土を準備するのと並行して、教室では種もみの「芽出し」をしたうえで、バケツの苗床に植え付けていました。最近の雨と暑さの影響もあってか、ようやくバケツの中にもしっかりとした芽が伸びてきました。
5年生の調理実習
この日は、ホウレン草のおひたしとゆでジャガイモをつくりました。
5年生は初めての調理実習です。まさに調理入門、調理器具を初めて握る子も少なからずいます。一方、おうちでお手伝いなどを通じて慣れている子も少なからずいます。先生の説明や教科書等の資料により、みんな事前学習をしているものの、こんなときは身近にいる友達の姿から学ぶのが一番効果的です。慣れていない子、自信のない子たちが友達の調理している姿を見るそのさまは真剣そのものでした。
安全のために調理中は椅子をしまったり、使い終わった調理器具を別の調理工程と並行して洗って片付けたりするなど、調理がうまくなることとは別に学ぶことも多いのですが、調理に慣れているか否かに関わらず全員が積極的に取り組もうとしている5年生の子どもたちは、これからきっと安全に手際よく調理を進めることができるようになるでしょう。
試食は、マヨネーズ、ケチャップ、それらを混ぜてつくるオーロラソース、コショウなど、それぞれお好みの味付けでした。おいしくいただきましたが、ジャガイモのゆでが足りずに固いと感じたグループが少なからずありました。くしや菜ばしでつついて固さを感じながらゆで加減を判断する難しさを実感したことは、これからの調理に必ず生きてくると思います。
5・6年ソーラン節、校庭で練習
運動会までいよいよ1週間あまりとなりました。
強い日差しの中、校庭で数々の隊形移動が始まりました。運動会の表現種目を何度も経験している高学年、距離感覚や位置取りなど、ほどよい感じに覚えることができました。
授業の最後、「ラスト1本!」でBGMをかけたときに子どもたちのスイッチが切り替わり、切れのよい動きを見せてくれました。]
ラスト1週間、みんながあこがれるソーラン節となるよう磨きをかけてがんばれ!
議論への道すじ
現在の道徳の授業では、「考え、議論する」ことが大切であるとされています。
教科書を読む、あるいは講話を聞く中で、その道徳的価値を探し出すことも大切であると思います。しかし、多様な背景に生き、多様な価値観をもつ人たちが集い、話し合う中で、「何を根拠にそう思うのか」「そのことに共感するか否か」と行った過程を経て、自分なりの考えを深めることに価値を置いています。
しかし、誰でもいきなりクラス単位で議論することは難しいものです。沈黙したり、発言者が偏ったり、議論が浅くなってしまったりしがちです。
そのため、まずは一人で考え、書いてみることで自分の思いを明確にします。次のステップとして、小グループによるリラックスムードの中で話し合うことに慣れていくとともに、発想を広げていくことになります。