3年生
はかりで重さをはかろう
3年生は現在、算数で重さについて学習しています。
手で持ったり天秤を使ったりして物の重さ比べをする中で、「○○の△△個分の重さ」といった重さの基準が必要だという考えに至り、「g(グラム)」という単位が登場します。
のちに実物の重さとして1円玉1枚の重さが1g(1グラム)であることを知り、重さの単位と量感とがつながり始めます。
今日の授業では、グループごとに台ばかりを使って、身の回りの物の重さを量っていました。
(1)「本3冊ではどうかな?」
(2)「図鑑は1キロを超えたよ」
(3)「僕の水筒は1リットル入るから1キロを超えたんだ」
(4)「ボールはうまく量れないな」
など、様々な気づきが出てきました。
このような活動をたくさん経験することにより、物の量感と算数・数学が実感を伴って結びついてきます。(1)からは本ごとの重さ(冊数)と重さのたし算(かけ算)の関係、(2)からは本の重さと本の大きさ(厚み・体積)の関係、(3)からは水の重さと水筒の容積の関係、(4)からはボールに台座を合わせた重さと重さのたし算の関係を学ぶことに発展していくことが考えられます。
ご家庭でも、ものづくりや料理、部屋の整頓などを通じて、物の長さを測ったり、物の重さを量ったりすることに意識を向けさせることにより、このような感覚を養うことにつながると思います。幼いうちに豊かな経験を積ませておきたいですね。