現在の道徳の授業では、「考え、議論する」ことが大切であるとされています。
教科書を読む、あるいは講話を聞く中で、その道徳的価値を探し出すことも大切であると思います。しかし、多様な背景に生き、多様な価値観をもつ人たちが集い、話し合う中で、「何を根拠にそう思うのか」「そのことに共感するか否か」と行った過程を経て、自分なりの考えを深めることに価値を置いています。
しかし、誰でもいきなりクラス単位で議論することは難しいものです。沈黙したり、発言者が偏ったり、議論が浅くなってしまったりしがちです。
そのため、まずは一人で考え、書いてみることで自分の思いを明確にします。次のステップとして、小グループによるリラックスムードの中で話し合うことに慣れていくとともに、発想を広げていくことになります。
小学校の社会科は3年生から始まります。まずは自分の身のまわりの様子や生活経験から土地の使われ方について考察していきます。
授業の始めに個人学習として、教科書に掲載されている地域を題材に、土地の使われ方について読み取っていきます。それがキーワードとして「高いところ」「低いところ」に関連付けされながら黒板に書かれていきました。
また、自分たちの住む山西小学校区に対比させたときに考えたことも関連付けられていきました。しかし、同じキーワードでも子どもによって見方・考え方が異なるらしく、「高いところ」「低いところ」双方に関連づいているものも出てきました。そのため、「なぜそのような土地の使われ方をするのか」という疑問へ発展しました。
自分なりの結論とその理由を考え、説明しようと試みています。さあ、聞いている子どもたちからはどのような反応が返ってくるでしょうか?
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